20130621

革のふくろ


Two fold pouch
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ARTS&SCIENCE, circa 2013
cow leather_100%
made in Japan
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記事のタイトルにブランド名が入ると
それだけで結構長ったらしくなりがちだったので
思い切ってカットしてみました。

解り辛いかも、とは思いましたが謎めいた雰囲気がそれはそれでいい感じなので、

これからのタイトルはトルネコの不思議のダンジョンでいうところの
鳥の絵の巻物」とか「青い草」とかのああいう雰囲気で付けていこうと思います。

ソニアさんのアレみたいに一度にたくさんのブランドが列挙されるならともかく、

ここじゃ出てくるブランド自体限られてますしね。




で、今回の記事はそんなソニアさんのお店「ARTS&SCIENCE」の商品です。


ソニアさんの例の本をリスペクトする程度にはA&Sのファンではあるのですが、

オリジナルブランドのお洋服は打率2割くらいでしかヒットせず。
お買い物のメインはもっぱら小物や生活雑貨です。
こちらはセレクトもオリジナルも好みのものがたくさん。




特に革製品はご本人がお好きなのかなんなのか、

それなりの価格で色々とこだわった商品が多く見受けられるように感じます。


今回のこの鞄も形は極々シンプルなのですが、

スウェーデンで獲って
イタリアで鞣した革を
日本で縫って作られているという、
なんとも国際色豊かな出自のアイテムだったりします。







御覧の通り、ちょっとビックリするくらい簡素な作りです。

3辺を縫い合わせてくるってひっくり返しただけ。
裏地とかもありません。
鞄というより本当に「ふくろ」です。

中にはブランド名とmade in japanの表記タグが。








適当にモノを詰めて口を折曲げれば

このごろ流行りの(ちょっと遅い?)クラッチバッグに早変わりです。

ひとつ折りでもいいし、くるくるっとまるめちゃってもかわいい。

写真のはまだ革が硬いので馴染んでませんが、じき大人しくなるでしょう。







表に見えるデザインらしい所と入ったら

このロゴと縁の線模様?のようなものくらい。
シンプルで良いですね。
でもブランド&メイドインジャパンのタグなら内側にもあるんだから、
ここはシンボルの鍵束スタンプだけにしてくれてもよかったのよ?




あとやっぱりこの革にこだわりがあったらしく、先述の出自の他にも

「言葉で表せばヌメ革なんですけど、
 ヌメよりももっと白さが際立っていてすごくいい革なんです!」
と、熱くおすすめして下さいました。


たしかによくあるヌメよりも白っぽくて美肌です。

ですがどのみち使ってるうちに汚れt 味が出てくるのがヌメ革の運命、
じきに逞しく生まれ変わってくれることでしょう。







こちらの既にものすごく逞しい顔つきのポーチは

いつかのメリークリスマスに同じくA&Sで買ったもの。
アンテロープ?という鹿っぽい動物の革だそうで、表情豊かなオイリー肌です。


このポーチに細々しいものを押し込み、それとお財布を入れれば

それだけでいい感じの満載感が漂う規模のふくろですが、
「財布と+αだけだから大げさな鞄は要らないや」ってときには
本当にちょうどいいです。




といっても、流行の荒波に真っ向勝負で「小脇にクラッチじゃゴラァ!」って

やれるようなタイプの気合い入ったアイテムでもないので、





こういう風に、

飲み物とこのふくろを抱えながら
のんびりと町中散策とかできたらいいなあって思います。







ホリーゴライトリーの快活さが大好きです。

いつか部屋にバスタブを置いてソファ代わりにしたいものです。


おしまい。

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